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【学習会報告】思い出を語る

今回も2回合わせてになります。(すみません)

前回も、今回も「思い出」を語る場面です。

 

前回は仕立てをしていたろう者の思い出…

 

仕立てが納期に間に合わず、

1~2日のばしてほしいと連絡したくても

電話ができません。

4才の息子に納期を延ばしてもらえるように

電話をするようにお願いした。

息子が連絡すると、お客さんが怒って

「約束の日に必要なんだ」と怒鳴った。

息子は驚いて泣いてしまった。

それから息子に頼るのはやめた。

当時は自動車免許をろうは取れなかった。

だから自転車でどんなに遠くてもお客さんのところへいき、

直接話すようになった。

 

この場面で、健聴はついつい「怒る」の表現を

自分が「怒る」の表現にしがちでした。

https://www2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?dno=6566

 

でも、この場面では電話口で息子が怒鳴られているので、

受話器から怒鳴ってる声を表現したほうが合ってるよと

アドバイスが有りました。

確かに!

単純に「怒る」をいきなりやると、誰が怒ってるのか分かりにくい。

受話器からだと息子がかけた先のお客さんが怒ってて

「その声を聞いた息子が…」まで分かりますよね。

 

今週は婦人部での思い出。

若い2人の女性が結婚してないのに入っているのを見て

「結婚してないのに婦人部?」と言われたりしたけど

一生懸命に仲間を増やしていったことでした。

 

結婚してないのに婦人部に入っているなんて違和感がある。

 

ここでの「違和感」は↓の表現。

https://www2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?dno=2332

 

「嫌」にしてしまうと、ちょっと強すぎるし、

「おかしい」という表現もちょっと。

周囲と合ってない、食い違っているときに使えればよさそう。

(若者ことばで言う「キモイ」かな?(笑))

 

いろいろな表現の知識が少しずつ増えていってます。

忘れるスピードに負けないようにしなければ(汗)

 

◆報告

7月30日 女性議会

13:30から女性議会で三井が発表します。

「障がい者の活動拠点である身体障害者会館について」です。

ぜひ傍聴においでください。

手話通訳付きました!

8月3日 大交流会

徳聴協会主催。千秋閣で18時から。

申し込みは7月29日まで

8月4日 みんなの学習会

10時から12時まで

「聞こえにくい・聞こえない」のワークショップ予定。

夏休みなので子どもの参加が多いかも?

 

◆参加

7月27日は10名(うち健聴者6名)